四角ナットは死角にある。

四角ナットは探すの苦労します。

今回は普通の六角ナットではなく四角ナットの話です。

四角ナットは締付け工具が無い為、鉄ではなく木やプラスチック等で窪みを作り、ナットを回転しないようにしてネジ留めする設計を想定しています。

はいこれが解ればOKです。

四角ナットは締付け工具が無いので形を利用する。

1020アルミフレームには7.5ｍｍか7mmがぴったり

四角ナット

EuroRack業界標準ではバーナットを使いますが高価なので代わりに四角ナットを使う方が居ます。

コストパフォーマンスは良いのですが2HP,3HPと小さなモジュールが並ぶと、斜めに固定してしまう可能性が高いです。

穴の位置が独立して移動出来るので、仮止め→整えて→本締め。これで付けましょう。

Z-Rails だと6mmx2mm穴だったかな？なので5.5mmの四角ナットで良いでしょう。

バーナットは5mmでちょっとクリアランスが大きいです。

六角ナットも使えなくはないですが接地面積が狭いのでアルミフレームに食い込んで傷が付く可能性が非常に高くお勧めしません。

もっと接地面を増やして分圧してホールドして傷つけないのが理想です。その解答がバーナットですから。

今回Project New Europiansで採用した四角ナットは7mmです。空回りして取付けられません。

両立したい場合は長方形の5.5mmx6mm, 5ｍｍｘ6mmを探さないといけません。そして見つかる可能性は0%です。

5.5mmx10mm,5mmx8mmならあります。他の部分の設計に流用出来ないので

そしてZ-Railsを今後使う事は無いので5.5mmの四角ナットが使える事を覚えるだけで買う必要はないでしょう。

標準価格は1個￥22～￥33です。

あります。と言いたいところですが実に見たことのない規格でして・・・使う人は殆ど無いでしょう。

https://kikakurui.com/b1/B1163-2009-01.html

JISのナットで云う1種ですね。家電で使われるのは薄型の3種です。

M3は5.5ｍｍSQ,M4は7ｍｍSQですので六角ナットを意識してその大きさなんでしょう。

よく見られる板ナットとは違いすぎます。しかし私たちは板ナット＝四角ナットなのです。

正方、長方、ひし形、そして厚みまで多様化しているので規格化されませんでした。

秋葉原にあった「ネジの西川」で四角ナットを尋ねたら「ありません」と即答された事を思い出しました。

昔はインチネジも仕入れてなかったな・・・

まぁ残念ですが西川電子部品株式会社は100年超えるほどの商才が無いように見えました。

千石や秋月は100年行くでしょう。日米が３階に移転？死ぬ気か？

次はどこを説明していこうかナット。