ALESIS Quadraverbを讃える。
ALESIS QUADRAVERBシリーズの発売年順は以下の通りです。
30年前のラックエフェクターなので中古は安いですが海外製品なので日本では数は少ないです。
リバーブと名がついていますが16bitなのに日本製品に負けます。
リバーブと名がついていますが16bitなのに日本製品に負けます。
でもそれがユニークで、ノイズとは違うザラザラ(粒粒)感は曲中に閃光のように光るのです。
ALESISのリバーブはMidiVerb,MicroVerb,NanoVerb,PicoVerbと80's~90'sの世代に常に存在し、DEP-5,SPX90と並んで(あるいは一歩後ろ)ポピュラーなリバーブでした。
KORG?DRV-2000?A1?残念ながらポピュラーって程ではなかったです。
一歩後ろはZoom1202,9002,9030、RFX-1000あたりでしょうか。
ちょっとギターに使うリバーブとMixに使うリバーブは使い方も違うので意見が割れると思います。
ギター向けに振り切って小型化した事はどの製品にもインパクトがありました。
おっと、ALESISの話に戻りましょう。
発売年順
1. QUADRAVERB(1988年)
1988年にAlesisがリリースしたオリジナルモデル。
4つの異なるエフェクト(リバーブ、ディレイ、ピッチ、イコライザー)を同時に使用可能な画期的な製品でした。
4つの異なるエフェクト(リバーブ、ディレイ、ピッチ、イコライザー)を同時に使用可能な画期的な製品でした。
2. QUADRAVERB PLUS(1989年頃)
オリジナルQUADRAVERBの機能拡張版として登場。
オリジナルをPlusにv2.03 EPROMでアップグレード可能。
3. QUADRAVERB GT(1991年)
1991年7月8日にファーストプロダクションリリース(バージョン1.00)されたギター専用モデル。
ギタリスト向けにプリアンプやキャビネットシミュレーター機能を追加。
GT専用のファームウェアアップグレード(バージョン1.03)が存在し、これによりキャビネットシミュレートのパラメータが追加されるなど機能が強化。
GT専用のファームウェアアップグレード(バージョン1.03)が存在し、これによりキャビネットシミュレートのパラメータが追加されるなど機能が強化。
4. QUADRAVERB2(1994年)
1994年6月28日にリリースされたシリーズの最上位機種。
デュアルチャンネル、オクタルプロセッシング、デジタルI/O機能を搭載。
液晶画面が汎用品から専用品に変更になり、メンテナンス不可能。
カッコよくなったがいくらUP/DOWNからDIALにしたからといって操作性は良くならない。
v2.01 EPROMファームウェアアップグレードが存在。
評価
この後社運を変えるほどのALESIS ADATに方向転換され、後継機種は発表されませんでした。
マルチエフェクターは他社からも多くリリースされましたが、悪い意味でデジタルっぽく&フロアーの狭さが低くミュージシャンからは賛否両論ありました。Line6やZoomも安くて使ってみるとわかりますが「よく聞くあの音」が鳴るエフェクターとしては重宝しますが個性は制限されます。
エンソニックのDP-4とかQuadraverbはその中でも異端だったので名機なのです。
リバーブの美しさに限ってはLexiconやEventideには処理能力で負けますが、その分お値段も1桁変わります。
もちろん30年経った現代ではクロックをビット深度が大幅に上がり4つのエフェクターを繋げる程度なら簡単です。
しかし使用感はあきらかにパラメーターが少ないのでDP-4やQuadraverb使ったほうが簡単です。UIは慣れが要ります。
ミックスダウンに煮詰まった状態の時、これを通すとアイデアが浮かびます。
埋もれがちなトラックを取り出し、際立たせるのに最適です。
私は2よりGTを好みます。
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