ゲルマニウムダイオード持ってますか?
普通は持ってないですよね。
秋葉原でも入手は出来ますが需要が無いだけに値段は高いです。
数回にわたり理想ダイオードを実験しましたが、今回は真逆の「効率も悪く負側リークが多い」ゲルマニウムダイオード
ギターエフェクター用にゲルマニウムダイオードを模した回路は存在しますが、
実際シミュレートすると全く周波数変化や電圧変化で波形がおかしくなるようです。
低い電圧・電流で性能の良い半導体を使うと正弦波が尖ります。
結構調整したのですが良い値に持っていけません。
おそらくは「音色」で調整されているからだと思います。
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まぁギターエフェクターとしては使えますがシンセには使えません。
コレクターに交流を流す使い方を滅多にしない&NPNなんだからベース・エミッタだろうという考えでより美しい波形になるよう考えたのはこちらです。
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理想ゲルマニウムダイオード又は高純度ゲルマニウムダイオードに見えます。
波形はおそらく正しいですが常に30%ほどマイナス側が漏れ続けるとは思えないので何かしらコンプ回路はあったほうが良いです。
さてここまでゲルマニウムの理想を追ってみましたが現実に戻らなければなりません。
つまり音が良いかとは別問題になります。安定度がありすぎます。
デバイスのチョイスも絶妙でAIも絶賛しております。
いでよAI
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BAT54S の利点
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デュアル・ショットキー(同一チップ)
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Vf マッチングが非常に良い
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温度特性も揃う
×2 にする理由
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4ダイオードが 2ペア×2チップに分かれる
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ブリッジの対角が完全に対称
👉
ディスクリート4本より、実際はこれが一番揃います
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つまりは理想ダイオードを使わずとも結構イケル低vfでマッチングが取れたデバイスを見つけました。
ゲルマニウムダイオードの代替えとしては綺麗過ぎてよろしくありません。
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