FDD用の電源コネクターが到着。

 

本日届いたのはFDDの電源コネクターと専用ピン。 

FDD電源コード量産計画第2弾

説明しよう。
コネクター会社は幾つもありますが何かのデバイスで採用され、量産となりますと一社独占でそのコネクターは作られます。
多分特許の問題かな。
普通流通量が多ければ値段は下がるのですがコネクターはほぼ下がりません。
莫大な利益を得ているはずです。
そしてピンですが専用のカシメ工具が1つ3万~6万しまして、これまた莫大な利益を得ているはずです。
この価格がエンジニアにとってとても頭が痛い部分なんです。
ネジであればISOなりDINなりJISなりの規格通りの製品をメーカーが生産しますが、
コネクターは各メーカーの独自規格で出来ていますので、「ぉーいいじゃん」と思ってもぞっとする値段になります。
 
まぁとりあえず前回ばらした黄色と黒のケーブルのピンをマイナスの精密ドライバーの一番小さいのを使ってロック部分を治して量産して行きましょう。
 

ロック部分修理前・修理後

上が抜く為にロックを下げた状態。下が起ち上げた状態。
手元下から「グサッ」とマイナスドライバーを差すとロック部分が起ち上がります。
これにより引っ張っても抜けなくなる構造です。
外す時は上からロック部分を押すとあっさり抜けます。
 
このようなコネクター+ピンで出来ている製品は似た構造になっています。
自動車用とかだと形が筒状で2つロックが出ていたりしますけど仕組みさえわかればメンテは簡単です。
どんどん小型化していますので極細な精密ドライバーや視力が重要になります。
 
1mm以下の作業ですが慣れですね。

最近中国からの荷物は到着が速くなってきました。
飛行機を使って運んでるわけですから感謝しかありません。ありがとうございます。

ここで一句。
 
蝉騒ぐ
ピンの呼吸
壱の型



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