Vintage Rhythm Box(Drum Machine) Mods MIDI Retrofit
目的
アナログのドラムが鳴る機種はMIDI規格より前の生産なのでMIDIで鳴らせません。なので鳴らします。
MIDIインターフェースは多種あるので後で解決できるので後回し。
MIDI to Trig を目的とした回路が必要となります。
これがキーボードだとすればMIDI to Key Matrix な回路を作ればカシオトーンだってMIDI対応です。
こういった回路を追加する事によってサンプラーとは違う手法で新しい価値を創造する。
先人の功績を称えましょう!
https://synthstuff.wordpress.com/2012/03/25/acetone-rhythm-ace-with-midi/
http://youthvulture.blogspot.com/2014/03/rhythm-ace-fr-2l-midi-retrofit-with.html
https://www.circuitbenders.co.uk/newsarchive/BRA.html
Cool!
生成する電圧や連続するパルスが必要な部分があるって事がわかりました。
課題
CPUのパラレル信号をビンテージリズムボックスの動作トリッガーに変換して動かすにはどうするか。
-19Vの5msのパルスを生成する。機種によって調整したい。(-19V~+5V)
パルスを延ばすと発信も継続するのでパルスにADSRのうちSRの要素を加えたい。
Attackは打楽器としてはほぼ需要が無い。Sustain,Releaseで充分。
設計
まずはAR回路設計を改造してみた
これがオリジナルの回路記事です。
https://www.eddybergman.com/2019/12/synthesizer-build-part-14-adar-envelope.html
こちらが私の改造した回路です。
欲しいパルスの電圧に合わせてOPAMPに電圧を与えれば+-のパルスが得られます。
100オームを100kにするとわかりますがちょっとAttack遅延の原因になっています。1kまでなら問題は無いです。ダイオードを2個並列にしてコンデンサーの消費を助けるアイデアはありますが実害が無ければこれで正解。世界はそうやって動いています。
ボリュームを50Kにする理由はここを電子ボリュームに改造するためです。10Kでもいんだけど今度はコンデンサーの容量を増やさないといけない。この部分は将来調整すべき点です。
Releaseといってもブチッと消えていいものと余韻を持って消える程度のReleaseが必要なだけです。連打すれば0Vに収束せず音が鳴ります。その分、音圧は低くなります。スピーカーのコイルの動きを想像してみれば振れ幅が少ないなら音圧も少なくなりますよね。強制的にコンデンサーの電荷をリセットする回路を追加しても良いのですが、今の所不要です。オリジナルの音は5msでRelease無しですから。TR-808を改造してTR-8っぽくするようなものです。
右の正転増幅、反転増幅はジャンパーで切替えられれば部品が減らせます。これが10数個並ぶので小型化に貢献します。
では仕事に戻ります。ごきげんよう。
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