これは何か?なぜ必要か?
Mitsumi QuickDiskは 10pin,12pin の2種類あり、 80年代にAkai,Roland,Korg,Yamahaといった日本のメーカーが低価格な外部記憶装置として採用しました。仕組みはシンプルにレコード板やカセットテープと同じようにアクセスしてデータを読み書きします。そこがFloppyと違う所です。
同じ12 pinのQuickDiskでもNintendo Disk SystemのQuickDiskは配列が違うそうです。数からするとNintendo Famicom Disk SystemのQuickDiskを対応したい所ですが他の方にお任せします。
FDDエミュレーターもQDに対応しているようなのでhxc2001.comで調べたところ、接続方法が短いジャンパー線で出来ると紹介されております。
https://hxc2001.com/docs/gotek-floppy-emulator-hxc-firmware/pages/quickdisk.html
ピンを調査しながら接続するのですが、それではちょっとハイリスクであると判断し、今回変換コネクタを設計しました。この変換コネクターで面倒な作業は減りますが、逆に挿したりピンをずらして接続すれば電源を破壊してしまうリスクが存在します。確認用のテスターは用意して下さい。
対応機種
10Pin系JAE IL-G-10P-S3T2-SAコネクター。Akai MD-280(S612) (Akai関係はドライブからケーブルが半田つけされており、加工が必要)
Akai S700
Akai X3700
Akai X7000
Korg SQD-1 (ケーブル逆差し仕様)
Roland S-10
Roland S-220
Roland MKS-100
Roland MT-100
Sharp MZ-800(日本未発売)
Sharp MZ-1500
MSX QDM-01
Yamaha MDF-1
12Pin系JST B12B-PH-K-Sコネクター。
Korg SQD-8
Roland PR-100
Roland MT-100
Nintendo Famicom Disk System(カスタム仕様なので希望薄)
入手困難な機種ばかりです。QDのゴムベルトも切れているでしょう。10pinと12pinのドライブを送ってくれればEME-213,EME-216系が使えるか確かめることが出来ます。どなたか貸してくれませんか?
喜ぶのはまだ早い
ドライブにケーブルが半田付けされているタイプの機種が存在する場合、オリジナルと同じ長さのフラットケーブルを作らなければいけません、これについては情報がありません。手元に部材はあるので幾らでも作れますのでご相談下さい。
オリジナルで使用しているフラットケーブルは一般的なピン間2.54mmの両端メスを想定しています。多分うまく接続できると思います。多分・・・。
少なくともメイン基板の何処に+5Vがあり、GNDはどのピンか把握できないとトラブルの元となります。そして+5Vの線の色が白か赤か黄かもしれません。もしかしてケーブルが全て黒かもしれません。大丈夫ですか?
1日かからず設計完了。
高さ15mm横47mm。 |
実装手順
確認してください。ずれて差す事も出来るので未然に防ぎたいのです。
挿した位置が正しければGOTEKに繋げてOKです。 GOTEK側もずれて差すことが出来るので切り欠きの位置と合っているか確認してください。
ハイリスクをローリスクにするのが設計者の使命。間違うと電源を破壊します。
回路図
Mitsumi QuickDisk 10P,12P to Shugart 34P Converter Schematics |
githubに上げた方がいいですか?
これが間違ってたら全てが間違います。確認お願いします。
34Pinの10番をGNDに繋げ忘れています。実物は繋がっていますのでそこだけ注意して下さい。
趣味のレベルで解説すると、
J1-34PinとJ3-6Pinの位置を合わせたいと欲が出るとJ1-24PinとJ3-1Pinがおかしい事になるので、J3を3段下げればJ1-20PinとJ3-1Pinの位置が合い、見た目に美しい回路図になると思います。
はい、回路図に美しさを求めるなど全く電気的には関係ない話題ですね。
基板の色は何にしようかな・・・
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