Korg SQD-1 メンテナンス

SQD-1のメンテナンスの指針。

  • 清掃。
  • 振るとカラカラ音がするので調査。(プラスチック部品の可能性が高い)
  • QuickDiskの調査。 
  • 電源のリキャップ。
  • 出来ればLED置換。
  • 電源ケーブルのべたつきを取る。

開けます。

電源基板に緑のベタベタ何かが付着している。

 
これは銅がイオン分解しながら漏電しているのでまずい状態。ともかくパーツクリーナーやアルコール等で徹底的に除去します。
ここまで取れば漏電はしないでしょう。

コンデンサーは4700uF16V,100uF16Vx2

CPUボード
壊れそうなコンデンサーはここだけ。10uF16V

UVROM

右にラッチ、1~10

 

QuickDiskDriveはマウンター」+フレーム
10Pinで黒がGNDで白が5V

 

ラッチ側から撮影


ヘッドは清掃可能。


細い四角いゴムベルトが切れていた。1.2sq70mmですね。
カラカラ音がしていた理由はQuickDiskのヒンジ部分が欠けていたから。
マウンターとフレームを外すと基板が見えてきます。
モーター部分。 


フレームをこれ以上分解すると組み上げるのが困難になる罠


プラ板を外すとようやくケーブル接合部分にアクセス出来る

「直付け」と呼ばれる安価な方法です。

 このケーブルカラーと端子の名前が重要。

QD側表示縦方向順線色CN5右にラッチ縦方向線色
WP1.GN(GND)
WD2.5V(+5V)
WGオレンジ3.RS(RDSTEP)
MO4.MS(MEDIASTATUS)
RD5.RY(READY)
RY6.RD(RDDATA)
MS7.MO(MOTORON)
RS8.WG(WRGATE)オレンジ
5V9.WD(WRDATA)
GN10.WP(WRPROTECT)

これは半田付けさせるよりこういう表を見ながらネジターミナルに繋げていくほうが敷居が低くていいような気がしてきました。

清掃。

中性洗剤とベビー用おしり拭きを使ってます。



電源コードのベタつきはまず重層ペーストでこすってみましょう。水で洗い流して拭き取ります。思ったより改善します。


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