ROHMのMCH21シリーズとYAGEO(PHYCOMP)のSMD抵抗とキャパシター型番の読み方

時代はSMD(Surface Mount Device)しかし人間には厳しい環境になる。

1980年代からSMD部品が使われるようになりました。最初に観たのはHDDやサウンドカードですね。 その後携帯電話でしょうか。
SMDの仕様もミリとインチで真っ二つと思いきや事実上ミリの勝利となっています。しかしインチも負けてはいません。
 

EIA表記 vs JIS表記

こちらのリンクにサイズの説明があります。
 
 
EIAよ愚かと思わないのか? 名が同じでサイズが2つ存在します。全く駄目です。
しかも0201の部品なんて沢山使われているのにEIAでは呼び名は無いのだよ。
01005の部品はスマホやノートPCに多用されているのに・・・規格だけに企画倒れだな。
 
JISの0402以下は長辺がシャープペンシルより小さいので指でつまむどころの大きさではありません。
もう人間には厳しいのです。低価格・軽量・コンパクト・低消費・高精度といいことずくめでもコントロール出来なければ無用です。
過度の小型化はアルミの電解コンデンサーのSMDにとってどんどん劣悪になっています。 正直使いたくありません。
ですのでDIYなら精度の必要な場所に大きめなSMDを使うのがいいでしょう。
SMD積層フィルムコンデンサーを注目しているんですがあと数年でセラミック並にいい物が出現しそうです。
 
人間が扱う大きさは2012(0805) までですね。ICのピン間が2.54mmで銅部分が1.2mmの円ですから2012の部品はICのパターンに直接半田付け出来るサイズです。穴を使わないので手半田は難しいですよ。
秋月電子通商はFAITHFUL LINK INDUSTRIAL CORP.の0603のJランクを売っていますがこれでものづくりは苦痛です。
 
ではGoogleDriveにpdfを用意しましたのでご覧ください。
 

ROHMのSMDコンデンサーMCH21シリーズ

 
 

ROHMのSMD抵抗 KTR10シリーズ

 

YAGEO(PHYCOMP)のSMDコンデンサーはCCまたはCで始まる型番

 
 

YAGEO(PHYCOMP)のSMD抵抗はRCで始まる型番

 
 
 
ROHMといえばメカトロ系のパワートランジスターやパワーICに強い会社ですが、R,OHMと名が付く炭素抵抗の老舗です。細かいラインナップはありませんがカスタムICをガチで作るメーカーです。またそのスピリッツはCQ出版の規格表を観たことがあれば大体解ると思います。ICP-N15(FUSEなんですが・・・)のようなユニークなパーツもあり見つけるとびっくりします。
YAGEOは台湾が誇る世界一の抵抗器メーカーです。MA戦略の末、LCR(コイル・コンデンサー・抵抗)ならYAGEOで全て揃う凄い企業です。Panasoniqのラインナップに負けませんし性能も出ています。基礎研究オタクと高精度オタクがいる企業は強いのです。売り上げがあっても成長しない企業はざらにありますから。日本の電子部品企業の株とか保有してますし、機会があれば買収も狙うんじゃないでしょうか。有事が無い限り持ってて損しない株かも。
 
 
ちなみに株関係のシステム設計経験者です。株取引の内情を観てきたのでそう簡単にマイナスにはなりません。ただしそう簡単に30%以上にもなりません。余った金で企業に元気を与えて下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 

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