ネジザウルスとは?
ネジザウルスは大阪の株式会社エンジニアが作るスクリュープライヤー。ネジが硬くて頭を舐めて壊れてしまったネジを掴んで回す特殊な工具です。今までペンチタイプの物を使っていました。ロッキングプライヤータイプも数多く出回っているのでアップデートを兼ねて紹介しておきます。
日本ではロッキングプライヤー・海外ではバイスグリップ
バイスグリップは米国ウィリアムピーターソン社の工具です。特許保護され、独占販売していました。
戦後になると特許が切れ、日本でも作られるようになりましたが高額で大きいサイズばかりでしたね。
握力で掴んだ状態で何かを行う作業では掴む握力が要らなくなるので非常に効率や精度の高い作業が出来る良い製品です。
幼少期使い方も誰から教えてもらったわけでもなく使っていましたので何も問題ありません。
何度も挟んではリリースのパドルをバチバチ鳴らすのでよく父親に怒られてました。モンキーレンチも調整ネジを回してナットに合わせるのが好きでした。
そのロッキングプライヤー とスクリュープライヤーのコラボ製品がネジザウルスPZ-64~PZ-67の4製品です。
車に使う訳でもないので一番小さいPZ-64を購入しました。
試しに古くからあるLEDランプを分解・改造してみます。
このLEDランプは1980年代からある古い製品です。眩しい明るさではないので今となっては使い所は無いので分解して高輝度に変更してみます。多分誰もこのLEDランプをHackしていないでしょう。
これは精度が高くないと掴むことが出来ません。ネジザウルスは素晴らしい。
中には昔からあるLEDです。なるほど。暗い訳です。
3mmの赤LEDを入れて封をすればレンズが取れる事はありません。予想以上にフレームとレンズの精度が高い製品でした。
砲弾型LEDのHack情報
砲弾型LEDの高輝度タイプは砲弾型のレンズによって10数度に調整されています。これでは正面だけ眩しく、斜めからは普通の明るさに見え、シンセサイザーに使うには適していません。
砲弾の丸みをダイヤモンドヤスリで平らにしてみましょう。そうすると90度に広がります。
この技は車のスイッチランプやランプの置換えでも使える技です。
懐中電灯用途以外は1つずつ削ってしまった方が光具合が均一で美しいと思います。
是非お試しください。
バイスザウルスの使い心地
小型のロッキングプライヤーとして優秀な工具であるので柔らかい素材に対しても掴み加減をグリップにあるネジで調整できます。そしてネジを外す為に掴み加減をヘックスレンチを使い最強にも出来ます。掴む事に集中しないネジザウルスはバイスだけに倍外しやすいと思いました。クラシックカーやクラシックバイクもネジが柔らかで錆びたものになるとこれは重宝するでしょう。
半田付けやシンセサイザーの修理としてラジオペンチ代わりに使うならVP-3(PZ-66)が普段使いに大活躍するでしょう。
私は他の電動工具やパイプ・HDDの分解にも使いそうなのでVP-1(PZ-64)を選んでいます。
これ使うと今までのネジザウルスの出番が無くなりますね。
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