隣国の最新設計の電源はよく見たらよさげ。コンデンサーを交換してしまえばかなり使えるのではないか。

これが問題の写真。

メーカーがわからんように修正してます。
 
LED照明用のスイッチング電源です。12V出力です。
この写真をみて数十年問題だったスイッチング電源の劣化故障の問題がこの薄く細長い形状の制限により解消されてそうなのでその話を書きます。
この問題はダウンサイジングの為に熱源がコンデンサーに近付過ぎる事が発端なのです。それがどうでしょう。コイルとコンデンサーが離れ、ダイオードやトランジスターやICは底面に実装されてヒートシンクで冷やされている(かもしれない)ではないですか。 
ぉゃぉゃぉゃぉゃぉゃぉゃァァァァァァッ!(ギャーーーーーン(FM音源で))
・・・やるじゃねぇか。(ポーズをキメる)

ポジティブな面。

  • 裏に表面実装されたパーツが多くある。仮に表面実装のパーツが密集していても表面実装部品なら意外と冷えるし発熱しにくい。
  • アルミフレームがヒートシンクだとしたら大きい。シリコンゴムで熱が伝わっててほしいよね。
なぜこんな設計になっているかというと、細長く薄く設計する事が目的なので大きな部品の配置を考えると4方向に設置できず強制的に2方向となり、次の回路との間隔が空いてしまう。
つまりは熱による故障や寿命が延びる設計になる。
通常の正方形に近い基板だとどうしても1mmの間隔で部品を寄せてしまうほどの無茶な設計が出来て小型化を自慢する状態でした。
2か所以上ヒートシンクで冷やす必要があるけど、最小限のL字のアルミ板をコンデンサーやIC付近に配置にしてしまう。
細長くて薄い場合は配置制限があるゆえにそんな事が無いのです。
コンデンサーを交換しやすいという点。
 
どうだろうか。複数台注文中。

ネガティブな面。

  • アルミフレームと表面実装部品がゴムどころか接着されている可能性がある。
いわゆるジャパニーズスタイル。隣国はわからない。
  • EMI対策が無いので追加が必要。
LED照明用なのだが、LED=Diodeであり、リプルがあっても問題ないのです。
LED照明って騒がれていないけど物凄いノイズ発生器です。冷蔵庫のモーターの次に大きいノイズが出ています。
そんなものをシンセに使って大丈夫かどうか確かめていきたいと思います。
測定器借りるかなぁ・・・。面倒だからリプル除去基板作ってしまえば何も考えなくて済みます。
  • 細長い形です。
小さい筐体には無理がありそうです。これは諦めるしかありませんね。
  • 評価では規格MAXで使うと発熱が凄いらしい。
残念ですがそれはどんな電源にも言える事です。
この問題については回避方法があります。規格の半分を上限に使っていれば何も問題は無い。
つまりは想定より大きな容量の電源は想像以上に熱が出ません。
ENSONIQのMRの電源交換も1ランク容量を上げれば熱も出ず高変換効率で高寿命になるわけです。
悪い所は値段以外見当たりません。メーカーでない修理を考えたらそこは同じランクではなく1ランク上げるでしょう。
私ならね。

EMIフィルターの話。

スイッチング回路なのでスイッチング周波数より低い周波数のLPFを入れます。アンペア数は4Aで充分です。
これも隣国から買った方が安いんだよなぁ・・・んでコンデンサーは以下省略。
自分で作るより安いというのは問題ですね。早くバブル崩壊してほしいです。

で?12Vだけの電源のどこら辺がシンセの話なの?

メーカーが行わない裏技に相当します。改造記事が進んでいくと理解できるカモ。
失敗しても温かく見守ってあげて下さいね。

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