Yamaha DX7の鍵盤おさえフェルトを交換してみた。全部赤だと美しくないので古い黒フェルトも再利用します。

Yamaha DX7の鍵盤おさえフェルトの説明。

今回はYamaha DX7の鍵盤おさえフェルトを交換します。DX7おそらくDX5やDX1も鍵盤おさえというよりはサイドフレームを除く全部を上フレームからおさえている構造です。
DX7の説明は要らないですよね?
ピッチベンドやモジュレーションホイールまで赤にしますと「違和感」のある状況になります。
鍵盤部分のみ赤に仕上げます。
ピッチベンドやモジュレーションのほうまでフェルトが延びて付いているのです。

 

改造手順。

1.天板を開く。
 キーボードへのアクセスはトップの4つのネジと電源線近くの1つのネジを外すとパネルを開くことが出来ます。
 この1つネジは短いです。
 
このネジを外さないと開きません。

2.黒色の鍵盤おさえフェルトの除去。
 
急ぐと千切れるのでゆっくりと剥がしてください。

3.シールはがし剤が垂れないよう養生する。 
 今回は梱包用ラップを使ってみました。
 
静電気の問題で推奨しません。

4.残った両面テープの除去。
 主成分がリモネンのシールはがし液をお勧めします。
 
大まかにはヘラで剥がして残りは爪を使うのが最速です。

茶色の塗料が溶けていたらそのシールはがし剤は使わないでください。

5.除去剤をクリーニングする。 
 油分が気になるので拭き取りましょう。乾燥させてこの上から再び両面テープを張っていきます。
 

6.10mm幅の両面テープを貼る。
 つまみながら少しずつ貼るとうまくいきます。引っ張ると切れますし、長い状態から貼ろうとすると失敗します。
 
7.黒色フェルトと赤色フェルトをカットする。
 正確に切るにはペーパーカッターを使いましょう。 カッターナイフやハサミでは曲がります。
 ペーパーカッターが無い場合はテープを貼り黒い線を引きテープごとハサミで切ると真っすぐ切れます。ですがお勧めはしません。
 


8.綺麗におさえる為に黒フェルトを鍵盤側に仮止めする。
 確実に押し付けたいので取り外した黒フェルトを鍵盤に軽く貼って厚みを付けます。 


9.カットした黒フェルト、赤フェルトを鍵盤側に仮止めする。
 黒フェルトはまだどうにでもなるので赤フェルトの両端を軽く張る程度です。 
 綺麗に位置決めしてください。ここが一番重要です。
左に黒フェルトあります。

右に黒フェルトあります。

10.両面テープの紙を剥がし天板を閉じて圧接する。
 強く押し付けなくても赤フェルトは付いてくれます。 
 かさ上げ用黒フェルトを外す。
 両脇の黒フェルトも上フレームにくっついていますか?

11仮止めに使ったテープを剥がし、指でフェルトを上フレームに圧接する。
 ある程度の失敗もここで剥がして修正しましょう。
 


12.ネジ4つと1つで天板を閉じる。
 


評価

3mmどころか4mm見えるのでこれは解りやすい改造ではないでしょうか。
金のDX7IICには及びませんが高級感出まくりでうれしいですね。
改造前

改造後


よかばいよかばい。
次はRolandかEnsoniqやってみます?

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