再びリングモジュレーターの設計
リングモジュレーターの理想ダイオード化が失敗に終わったため、
理想ダイオードすら使わない別の方法で実験してみます。
ThaiのMontree Siripruchyanun氏の論文を見つけました。
リンクはこちら。
あとはEDNとか。
PWM とアナログスイッチとLPFで乗算や変調をする回路です。
ですからダイオードやトランジスタに頼ることがありません。=マッチングが要りません。
抵抗やコンデンサーの精度は良い方がいいのは今までと変わりません。
技術者のほとんどが「ギルバートセル」と言いたいのは理解できますが、
言いたいだけで作れる人は一握りです。素人にはお勧めできない。諸刃の刃です。
どういう事?
簡単に説明するとキャリアに使う信号をさらに細かく刻んでコンデンサーに充電させて残った電位が乗算結果が出てきます。
もうちょっと詳しく説明しますと、
最初にMontree Siripruchyanun氏の(b)がコンパレーターでPWMが出来て補数も作ります。(a)で、別入力の信号をPWMでスイッチングしまくる構造です。
以上です。
なわけありません。
論文や特許資料は理想素子前提なので動かないのは当たり前です。
なので私の知識で具現化します。grand master uniccoは伊達ではありません。
リンクはこちら。
不思議でしょ?
使用する周波数と電圧とコンデンサーの容量のバランスは何通りもあるので波形が出来れば多数正解です。
φ1 と φ2 の位相を90°(今180°)ずらした非重複クロックにする(これが論文の想定構成に近い)部分がまだ実現できていませんが、ほぼ動いています。まぁ(b)だけじゃ作れません。
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